戦後沖縄を描いた壮大な史実と群像劇「宝島」を
日本で初の女性総理誕生の翌日(映画とは関係ないけど)に、
観て来ました!!

主演は、妻夫木聡。
全編沖縄のうちなんちゅ言葉。
日本全体が戦後貧しい時代とあって、
俳優の皆さん、体を絞った細い姿で、走りまくる!
米軍基地から危険を冒して物資を盗み、
それを住民に分け与える「戦果アギヤー」。
そのリーダーのオン(永山瑛太)は
島民から絶大な信頼と尊敬を集めていた。
ただ彼は突然消えてしまった…
永山瑛太が非常に力強く、どんなに不利な状況でも明るく、
弱い者にはとことん優しい…素晴らしいリーダーなんです!!
みんな彼の背中を追いかけて仲間になったので、
オンの消息を探すために、
グスク(妻夫木聡)は刑事に
レイ(窪田正孝)はヤクザに
オンの彼女であるヤマコ(広瀬すず)は教師になる。
正義感の強い刑事のグスクは、
米兵は、ひき逃げや殺人を犯しても罰せられないことに
憤りを感じていた。
(米軍幹部も現地の海兵隊の素行の悪さには手を焼いていた。
中には法を犯すような酷い兵士も多数いた)
その憤りは、沖縄の島民全員のものであり、
ある米兵の交通事故を引き金に、コザ暴動が勃発。
普段は耐えている島民の怒りが爆発し、
ヴィンテージ級のアメ車がバンバンひっくり返され、
あちらこちらで火が上がる。
刑事のグスクはそれを見て、
今までの忍耐が報われたような、
うちなんちゅとしての本能で
心の底から笑いが溢れるのだった。
「なんくるないさー」(なんとかなるさ)という言葉は、
森や海が綺麗な沖縄特有の楽観的な方言と思っていましたが、
この映画を観ると、
「なんくるないさー」と言って
現実をやり過ごすしかなかった言葉にも感じます。
現在の沖縄は、自然豊かな超人気のリゾート地です。
映画の中の貧しさは随分昔の話のように感じられますが、
沖縄返還は1972年ということで、
私生きてたじゃん!!みたいな。
俳優さんたちはホントに地元の人のようだったし、
演技に嘘がなかった✨✨
彼らの熱演に当てられて
沖縄の基地問題も自分ごととして考えよう!
沖縄をもっと理解して、より好きになろう!
と思いました。
余談ですが
宝塚観劇の際に、最近私と観劇の被る
Tという大御所がいます。
7回しかない地方公演の演目にも
最前列にグループで座っていました。
その分、チケットが当たらない会員がいます。
役者さんは、他者への想像力があってナンボなのではないでしょうか?